(自称)アクティブ系プログラマの日々

アクセスカウンタ

zoom RSS ハイブリッドワークショップとは何なのか? ハイブリッドワールドカフェを振り返って

<<   作成日時 : 2016/12/03 11:59   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

International Facilitation Week
“ワールドカフェ・アジア パート2 グローバル・コラボレーションの新たな可能性”
“The World Café Asia Part 2 New Opportunities for Global Collaboration and Learning - Technologies Make the World Smaller-” を振り返って

1ヶ月前の10月17日に開催されたハイブリッド・ワールド・カフェの振り返りが行われました。
このイベントは2016年にInternational Facilitatorが台湾で開催したシンポジウムにおいて、行われたプログラムを日本国内で再演するというプログラムでした。

過去のワークショップの報告については、Zoom革命の田原さんがご自身のブログで解説されていますので、そちらも合わせてお読みいただけるとより理解も深まるかと思います。
http://zoom-japan.net/?p=480

ベースになるワークショッププログラムは存在するものの、新たな取り組みがあり、新たな知見となったと考えますので振り返り記録を残しておきます。

【参加者】
まずは参加者数です。
10月17日、平日の夕方の開催ではありましたが、東京会場には33名(スタッフ含む)の参加者が集まり、
オンライン会場には30名が参加 国内各地から16名、海外からは14名で、その内訳はSingapore 6名、India 3名、ニューヨーク、ジュネーブ、シドニー、ハーグ、ブラッセルからは各1名づつ、 総合計66名のワークショップでした。

【ハイブリッド・ワールド・カフェとは?】
まず「ハイブリッド・ワールド・カフェ」とは何であるのか?
新たなワークショッププログラムの概念ですので、定義が難しいところですが、私の解釈は以下のとおりです。

1.ワールド・カフェを行う、現実の会場があり、複数の参加者が参加する。(以下、「リアル会場」)
2.Zoom等のオンライン会議システム等(以下「オンライン会場」)を使い、インターネットを経由して、複数の参加者がワールド・カフェに参加する。
3.ワールド・カフェにおけるテーマのストーリーテリングはリアル会場、あるいはオンライン会場のどちらからでも発信できる。
4.リアル会場においては、テーブル毎にグループとなり対話を進め、オンライン会場では、グルーピング機能を用いて4−5人のグループとなり対話を進める。
5.対話ののち、互いの知見をシェアするハーベストにおいては、リアル会場、オンライン会場のどちらから行っても良い。

さらに今回は日本語しか理解できない参加者の為に、日本語での通訳が入る。
ストーリーテラーには英語と日本語の両方で話をしてもらうなど、「言語」の面でもハイブリッドで開催されました。
ボランティアの通訳は居たものの、ストーリーテラーには日本語と英語の両方で話していただいた事もあり、そのスイッチングには大変苦労されたようです。
この辺りは、あらかじめ日本語の資料を配布しておくとか、ストーリーテリングを動画化しておき、あらかじめ字幕をつけておくといった運用面の工夫で回避できるかもしれません。(もちろん準備はより大変になります。)

また、現在オンライン会議ソフトZoomは、IBMが開発した人工知能Watsonとのパートナー契約をすすめており、今後はWatsonが会議に通訳者として参加してくれる日もそう遠くはないのかもしれません。
http://zoom-japan.net/?p=588

【ワークショップにおける役割】
ハイブリッド・ワールド・カフェにおいては、リアル会場におけるワールド・カフェ以上に多くのスタッフが関わる必要があることが解ってきました。

今回必要だった役割としては
1.リアル会場におけるファシリテーター
2.リアル会場におけるシステム担当者
3.オンライン会場におけるファシリテーター
が必要でした。

従来のワークショップと異なりシステムを担当する人が必ず必要になります。
オンライン会場におけるファシリテーターはオンラインメンバーへの指示を出しますが、合わせてオンライン参加者を数人のグループに分ける設定の必要もありました。
理想的には、「オンライン会場におけるシステム担当者」や、ネット会議に不慣れな参加者のフォローを行う「オンラインサポーター」も必要なのかもしれません。
先に行われた、台湾の事例では、オンラインのサポートを行うだけのメンバーが2名参加していたようです。

【会場の設定など】
オンライン会場においては、ネット会議ソフトの使い方が解っていれば参加には問題がありません。
個人的に難しいと考えるのがリアル会場の設定です。

会場のセッティングについては、以下記事に記載しています。
http://kazuyukik.at.webry.info/201610/article_1.html

リアル会場には数十人、ときには100人を超える参加者が入る事もありますので、パソコン1台をおいて、様子をみてください、というわけにはいきません。
プロジェクターを準備し、大型のスクリーンに投影する必要があります。
これ自体は難しいことではありませんが、一番の問題は「音声」をどうするかです。

オンライン会場の参加者には会場の音声を届ける必要があり、加えて広い会場内ではマイクやスピーカーといったPA機器を使って、音声を流す必要があります。
パソコンのマイクで、会場の音声を拾うという方法が考えられますが、綺麗に音が拾えなかったり、音声の回り込みによる「ハウリング」で不快な音声となる恐れがあります。

同様に、パソコンのスピーカーでは、会場の広さの影響もありますが、30人もの参加者が耐えうる音を出す事はできません。会場のPA機器に接続し、会場内に流す必要があります。

機器の設定にはそれなりの知識も必要ですし、時には機材も必要となります。
この辺りは、常にTry&Errorを繰り返すしか無いようです。

【なぜハイブリッドが必要なのか?】
当日、参加者の感想に「完全にオンラインで開催すればいいのでは?」という声が上がりました。
苦労してやっている、システムの担当者としては残念な発言であると感じています。
正直な所、完全にオンラインでやる方が、負担は小さく会場費なども必要ありません。

しかし、これはIT強者の発言であり、ITシステムが使えない人、わからない人にとってはそのハードルが高いのです。
技術的なハードルだけではありません。そもそもそういったシステムを使う事に抵抗のある人も居ます。

時には複数の参加者や、ファシリテータがリアル会場で共同し動くようなシーンも出てくるかもしれません。

その逆もまたしかりで、日本国内においても物理的な距離の問題でリアル会場でのワークショップに参加できない人もいます。単に物理的な問題だけでなく、そもそも外に出るという行為そのものが困難な人もいます。

こういった問題を解決してく為、過渡期である今は、ハイブリッドスタイルのワークショップが必要になるのでは無いでしょうか?

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ハイブリッドワークショップとは何なのか? ハイブリッドワールドカフェを振り返って (自称)アクティブ系プログラマの日々/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる